第38回精製パネル討論会

日時: 2013年1月18日(金)
会場国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟417室
     (東京都渋谷区代々木神園町3-1)
交通 :小田急線「参宮橋駅」徒歩7分、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」4番出口徒歩15分

プログラム

開会のあいさつ(9:30〜9:40)

精製部会長(コスモ石油(株)) 生野隆士

セッション1 石油精製を支える研究開発(9:40〜11:40)

 石油精製に関する技術力は石油各社の競争力の源であり、その技術力を支えている研究開発に着目し、精製パネル討論会のテーマとしてとりあげました。特に近年の重要課題である「石油の有効活用」を目的に、重質油処理に関わる様々な研究開発が石油各社、触媒メーカーや研究機関において盛んに行われています。
 本セッションでは、前半はペトロリオミクス技術の紹介と最近の研究開発や期待効果に焦点を置き、後半は重質油処理用の触媒開発について研究例を紹介、その内容について討論を展開します。
座長 東燃ゼネラル石油(株) 桑原正義 氏
パネリスト (一財)石油エネルギー技術センター 萩原和彦 氏
(独)産業技術総合研究所 鷹觜利公 氏
日揮触媒化成(株) 中野宏二 氏
日本ケッチェン(株) 小林豊和 氏
CRI/Criterion Marketing Asia Pacific Pte Ltd. Dr. David McNamara

休憩(11:40〜12:30)

セッション2 水素製造装置(12:30〜14:20)

 水素化脱硫、水素化分解など、石油精製で使用する水素は、従来、接触改質装置から発生する水素で、その多くをまかない、水素製造装置は、その不足分への対応との位置づけとされてきました。しかし、今後も予想されるガソリン需要の継続的な減少は、接触改質装置の稼働低下をもたらし、結果、水素製造装置の負荷増加が予想されます。一方で、水素製造装置の余力がある製油所からは、クリーンなエネルギーである水素を燃料電池自動車などの燃料として供給できないかとの取組も行われています。
 本セッションでは、今後、さらに注目されていくであろう水素製造装置において、水素製造コスト削減、触媒変更などによるデボトルネッキング、ならびに水素製造装置余力の有効利用などの取り組みに関して議論を行いたいと考えております。
座長 極東石油工業(同) 南平和紀 氏
パネリスト 西部石油(株) 本坊大介 氏
JX日鉱日石エネルギー(株) 原口浩二 氏
東燃ゼネラル石油(株) 太田垣浩蔵 氏
千代田化工建設(株) 今川健一 氏
極東石油工業(同) 中村晴彦 氏

休憩(14:20〜14:30)

セッション3 残渣油燃料による発電(14:30〜16:20)

 重油の需要は今後大幅に減少すると予想されており、重質油対策が大変重要になっております。重質油処理装置で副生される石油コークス、石油ピッチ等の最終残渣の用途が装置導入のボトルネックになる可能性があることから、本セッションでは重質残渣の発電用燃料としての活用を中心に議論を行いたいと考えております。
 東日本大震災以降、原発停止により電力供給源不足が深刻な問題となっており、今後原発依存度減少を望む声が多い状況下、残渣油発電は電力の安全・安定供給に大変有効な手段であり、本セッションを通じて理解を深められればと考えます。
座長 JX日鉱日石エネルギー(株) 川崎 彰 氏
パネリスト 出光興産(株) 神田英一郎 氏
大阪国際石油精製(株) 山本栄造 氏
コスモ石油(株) 横田修三 氏
東燃ゼネラル石油(株) 磯部 明彦 氏
三菱重工業(株) 藤井 宏 氏

閉会のあいさつ(16:20〜16:25)

総合討論(16:25〜16:50)

プロセス分科会委員長(東洋エンジニアリング(株)) 松井幸之助

 

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