第47回精製パネル討論会

日時: 2023年2月17日(金)
会場京都リサーチパーク 4号館 B1F バズホール(1階がセブンイレブンの建物です)
    およびZoom webinarによる ハイブリッド開催
交通:JR「丹波口駅」徒歩5分、バス停「京都リサーチパーク前」徒歩5分ほか

プログラム

開会の挨拶(9:50〜10:00)

精製部会長  山下義治[ENEOS(株)]

セッション1 装置・設備の不具合とその対策(10:00〜11:50)

 世界的な脱炭素、カーボンニュートラルの流れの中で、石油業界では、事業活動に伴うCO2排出の実質ゼロ、供給する製品の低炭素化等を進めています。
 一方、2021年10月に資源エネルギー庁から出された「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」では、一次エネルギー供給に占める石油等の割合は依然としてトップであり、今後も石油の重要性は変わらないと考えています。
 日本の製油所では、設備・機械の経年劣化、製油所の立ち上げを経験したベテラン社員の退職、若手社員の増加などの環境にあり、石油製品の安定供給に課題があります。社会への石油製品の安定供給を今後も維持するためには、精製装置・設備の不具合等を如何にして管理下に置くかがますます重要になっています。
 これらの課題を個社で対応するのではなく、石油業界共通の課題として共に解決すべきであると考え、「装置・設備の不具合とその対策」をテーマに討論を行います。
座長コスモ石油(株)製造技術部技術センター応戸義宏
パネリストENEOS(株)製造部操業管理1Gr. 畠山麻子
出光興産(株)生産技術センタープロセス技術室三浦公平
コスモ石油(株)製造技術部統括管理Gr.岡田圭右
三菱重工業(株)エナジートランジション総括部技術戦略室石垣博康
日揮ユニバーサル(株)プロセス技術・触媒本部サービス部渡辺大智

休憩(11:50〜12:50)

セッション2 製油所の排水処理設備・水質管理(12:50〜14:40)

 国内の石油産業は1999年以降再編に向けた動きが活発化しており、その過程で各製油所の競争力強化を目的に装置の合理化・効率化が進んできました。高度化法等に基づいた重質油・残油処理装置への設備投資はその分かりやすい例と言えます。一方で、収益に直結しにくい装置については積極的な投資対象となり難く、建設からの年月経過により設備老朽化が進んでいる製油所が多いのもまた事実です。このように、投資対象となり難いながらも製油所の操業に欠かせない装置のひとつに排水処理設備が挙げられます。将来的にカーボンニュートラルに向けた動きが今後加速するものと考えられており、製油所におけるアプローチの一つとしてバイオ原料処理をはじめとする原料のカーボンフリー化がありますが、排水処理設備は引き続き必須な装置と考えられます。また、製油所における環境保全の取組みについても依然として官民共々から注目されており、適切に水質管理を行うことが企業として求められています。
 当セッションでは、製油所の操業とは切り離すことのできない「排水処理設備・水質管理」をテーマとし、運転改善を伴う排水処理、性状遵守を含んだ設備信頼性向上、カーボンニュートラルも含めた新規技術導入について討論を行う予定です。
座長出光興産(株)製造技術部CNX・設備企画課増子拓也
パネリストENEOS(株)製造部プロセス技術Gr.田中 敏
片山ナルコ(株)マーケティング本部技術室池嶋規人
栗田工業(株)ウォーターソリューション推進部池川直樹
千代田化工建設(株)技術本部システム設計部板坂直樹
富士石油(株)技術部技術管理Gr.三上 央

休憩(14:40〜14:55)

セッション3 製油所の動力・発電設備(14:55〜16:45)

 国内の石油需要は1999年をピークに減退を続けており、近年ではカーボンニュートラルを背景として更に脱石油が加速するものと見られていますが、石油は今後も重要なエネルギー源と見られており、製油所には、製品の安定供給と、製造工程でのCO2削減との両立が求められています。
 当セッションでは、製油所のCO2削減と安定操業にとって重要な位置付けにある「動力・発電設備」をテーマとし、運転改善によるCO2削減事例(例:ボイラー/蒸気タービン/ガスタービンの稼働バランス最適化)、設備の信頼性向上事例(例:ボイラーのトラブル対策事例)、カーボンニュートラルに関わる技術導入(例:排ガスからのCO2回収、水素・アンモニアの燃料利用)について討論を行う予定です。
座長ENEOS(株)製造部 プロセス技術Gr.広島 力
パネリストENEOS(株)川崎製油所 製油技術Gr.栗田久樹
東亜石油(株)生産管理部 技術課北川虎之介
コスモ石油(株)四日市製油所 技術課石田陽一
三菱重工業(株)エナジートランジション総括部菅原啓法
ダウ・ケミカル日本(株)機能化学品事業部水本圭一

閉会の挨拶(16:45〜16:50)

プロセス分科会委員長  正垣太一郎[千代田化工建設(株)]

総合討論(16:50〜17:45)  ※現地場参加者のみ

 パネリストや現地参加者との自由討論の場を設けます(懇親会ではありません)。

 

ハイブリッド開催にあたっての諸注意

 ・総合討論は、現地参加者のみの開催となります。
 ・質疑応答は、現地参加の方からのご質問を優先致します。
 ・討論内容の録画配信は行ないません。
 ・1アカウントによる複数名のご視聴は固くお断りしています。
 ・録画・録音・撮影(スクリーンショットを含む)等も禁止いたします。
 ・お申込み後に、現地参加⇔オンライン参加の変更をすることは随時可能ですが、
  現地参加が満席の場合は、現地参加への変更をお断りする事があります。

ご参考(1月27日時点)

 ・座長・パネリストは全員、現地会場で発表する予定です。
 ・聴講者の約7割の方が現地参加を選択しています。

参加費: 普通会員(個人)10,000円、維持会員会社の社員14,000円、非会員18,000円、学生 無料
現地聴講定員: 110人
支払方法: クレジットカード払い、現金書留または下記の銀行口座へお振り込みください。
三井住友銀行 池袋東口支店 普通口座 7708349 シヤ)セキユガツカイ
申込締切: 2023年2月10日(金)
締切日を過ぎてのお申し込みは、参加費に一律1,000円を加算いたします。
 

 

問い合わせ先

公益社団法人 石油学会 精製パネル討論会係

 

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