触媒シンポジウム 再生可能エネルギーからの水素製造と人工光合成の現状と今後

日時 :2016年12月14日(水)
会場早稲田大学 西早稲田キャンパス 55号館 S棟 2階 第三会議室
     (東京都新宿区大久保3-4-1)
交通 :山手線および西武新宿線「高田馬場駅」徒歩15分、東京メトロ副都心線「西早稲田駅」直結
協賛 :触媒学会、化学工学会、水素エネルギー協会
 

プログラム

(受付は12:30〜)

開会の辞(13:00〜13:05)

 

1.基調講演 光触媒材料を用いた人工光合成−水素製造および二酸化炭素固定を目指して(13:05〜14:05)

東京理科大学理学部 教授 工藤 昭彦 氏
[概要] 金属酸化物や硫化物光触媒およびそれらを光電極材料に用いた水分解による水素生成や水を電子源とした二酸化炭素還元について,研究背景,作動原理,これまでの研究成果および最近のトピックスを紹介する。

2.窒化物半導体を用いた人工光合成技術とCO2還元反応解析(14:05〜14:50)

パナソニック(株)先端研究本部新機能材料研究部物質変換材料研究課 主任研究員 羽柴  寛 氏
[概要] 我々は二酸化炭素を水と光で再資源化する「人工光合成技術」を、窒化物半導体を光電極に用いることで実現した。本講演ではその開発の経緯やエネルギー変換効率向上の取り組み、また最近の取り組みであるCO2還元反応解析の結果についても報告する予定である。

休憩(14:50〜15:05)

3.太陽光エネルギーと水を用いた二酸化炭素の還元技術(15:05〜15:50)

(株)豊田中央研究所 研究室長 森川 健志 氏
[概要] 半導体と金属錯体触媒のもつ機能を複合化したハイブリッド光触媒により,水と二酸化炭素と太陽光のみで直接,外部からのエネルギー補助なしの条件で液体有機物であるギ酸を合成した。Gibbsエネルギー換算の太陽光変換効率(太陽光エネルギーの分子への貯蔵効率)は4.6%に達した。

4.バイオマスからの水素製造技術の現状と今後の展開(15:50〜16:35)

(国研)産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所 所長代理 坂西 欣也 氏
[概要] 再生可能エネルギーの一翼を担うバイオマスは貴重な国産資源であり,水素製造原料としても注目されている。講演では,バイオマスからの水素製造技術の現状と今後の展開を概説する。

5.アルカリ水電解による水素製造技術(16:35〜17:20)

旭化成(株) 研究開発センターエネルギー材料グループ 主席研究員 臼井 健敏 氏
[概要] 旭化成(株)では世界トップクラスの食塩電解技術を応用したアルカリ水電解による再生可能エネルギーからの水素製造技術の開発に取り組んでいる。本講演では取組みの背景と最近の動向について紹介する。

閉会の辞(17:20〜17:25)

 

懇親会(17:30〜19:30)

参加費: 普通(個人)会員(企業6,000円,大学官庁3,000円),維持会員会社社員8,000円,学生1,000円,
協賛団体会員8,000円,非会員12,000円
懇親会費: 4,000円
申込方法: 参加登録画面よりweb申し込み。
申込締切:2016年12月7日(水) 申込締切日を過ぎますと,一律1,000円を加算致します。
支払方法:カード支払い,現金書留または下記の銀行口座へお振り込みください。
三井住友銀行 池袋東口支店 普通口座 7708349 シヤ)セキユガツカイ

 

問合せ先

公益社団法人 石油学会 触媒シンポジウム係

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-8-4 陽友神田ビル4F
TEL:03-6206-4301, FAX:03-6206-4302

 

石油化学部会 シンポジウム一覧|ページへ