石油学会設備維持規格と設備維持管理士制度について

 (公社)石油学会・装置部会・設備維持規格委員会では、自主保安の精神に則り自らの責任において精製設備の確実な維持保全を行うこと、さらにその考え方・具体的方法を開示して社会的責任(公正性・透明性)を全うすることを目的として、設備管理全般(配管・設備、回転機、計装、電気など)にわたる維持規格を作成しています。また、これらの維持規格は、技術の向上、問題点の発生を受けてタイムリーに改訂されなければなりません。そこで設備維持規格委員会では、それぞれの規格担当の常設分科会を設置し、5年ごとに改訂版を発行するとともに、その間に発生した技術的問題点などは適宜追補の形で開示しています。

 しかし、石油学会にて作成したこれらの維持規格は、現実に各社の基準に反映され、広く用いられなければ無意味であることはいうまでもありません。このために、石油・石油化学業界各社は、連携して維持規格の自社基準への反映に取り組み、その実態を認定事業所の審査などを通じて公表し、業界各社の取り組み姿勢について社会的な認知を得ていくことになります。
 さらに、これらの維持規格は、各事業所に採用されているだけでは不十分であり、必要なスタッフに周知徹底されていなければなりません。また、周知徹底されている事実が社会的に証明され、自主保安の仕組みとして機能していることが担保されなければなりません。

 そこで、維持規格の内容を業界各社が周知徹底している実態を社会的に説明するために、2003年度より石油学会に認証制度を設け、毎年、設備維持管理士認証のための評価試験を実施しています。 この認証制度は個人について認証するものとし、受験者が石油学会の維持規格を理解しているかどうかを確認することを目的としています。
 受験して合格した方々には設備維持管理士として資格証明証を交付するとともに、5年ごとの関連維持規格の設備維持管理士更新講習会の受講を義務付け、常に最新の知識を持ち続けられるようにシステム化しています。

 設備維持管理士認証のための評価試験,設備維持規格講習会および設備維持管理士更新講習会の案内及び申込みについては行事カレンダーからご確認ください。

*長期の海外赴任や傷病など、止むを得ない理由により更新講習を受講できない場合には、資格証明証の有効期間満了日から3年を超えない期間内に学会に申し出れば、設備維持管理士認証委員会での承認を経て、更新講習の受講により資格証明証を更新することができます(JPI-7S-94[設備維持管理士に関する技術者の認証規格]より)。上記申請については、石油学会までお問い合わせください。

 

[2022年度 設備維持管理士認証のための評価試験合格者] ※PDFファイル

 

[過去試験問題と解答] ※PDFファイル


2022年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2021年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2020年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2019年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2018年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2017年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2016年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2015年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2014年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2013年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2012年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2011年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2010年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2009年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2008年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2007年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2006年度: 【配管・設備】 【回転機】 【電気】 【計装】
2005年度: 【配管・設備】 【回転機】
2004年度: 【配管・設備】

 

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