新版 石油精製プロセス

2014年刊行のお知らせ

 本書は、1998年に刊行された旧版の内容を15年ぶりに全面的に改訂したもので、石油精製およびエンジニアリング業界の第一線で活躍されている技術者が執筆しています。
 この15年の間に、国内においては燃料油などの石油製品の需要の減少、海外においてはシェールガスやシェールオイルの生産が始まるなど、石油業界を取り巻く状況は大きく変化しています。また、地球温暖化などの環境調和対策も急務であり、石油精製プロセスのより一層のグリーン化、省エネルギー化、省コスト化が望まれています。
 『新版 石油精製プロセス』は、旧版からの技術の進歩を極力盛り込むことによって、石油精製プロセス全般にわたって最新かつ最高水準の技術を網羅することを目的としました。このために、溶剤脱れき、原油の改質、原油多様化に対応した装置材料、省エネルギー、プロセスシミュレーションの章を新たに増補しました。また、各プロセスについて、目的、発展の経緯、原料および製品、代表的なプロセスフローの特徴、製品収率、ユーティリティ消費量、プロセス所有会社、建設実績(規模)などを詳細に記載しました。さらに、石油関連の技術者、研究者、および教育者の一次情報源としての用途のために、文献欄の充実を図りました。

目次  *詳細はこちら

第1章総論
第2章蒸留およびガス回収
第3章水素化精製
第4章接触改質
第5章接触分解
第6章水素化分解
第7章熱分解
第8章溶剤脱れき
第9章アルキレーションおよび合成燃料プロセス
第10章異性化
第11章芳香族炭化水素の製造
第12章潤滑油の精製
第13章水素の製造およびガス化
第14章硫黄の回収
第15章その他の石油精製設備
第16章原油の改質
第17章原油多様化に対応した装置材料
第18章省エネルギー
第19章プロセスシミュレータ

書誌データ

編集(公社)石油学会
発行所(株)講談社
講談社BOOK倶楽部
発行2014年3月1日
判型B5判,492頁
価格27,500円(税込)
ISBN978-4-06-154383-6
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