石油学会規格概要 [バルブ]
JPI-7S-24-2000 バルブの表示方式
1) | 適用範囲(石油学会のバルブ規格に適用するほか、制定していない安全弁、減圧弁、調節弁その他特殊なバルブにも適用すること ができる。) |
2) | 規格対象(弁箱、銘板、ふたボルト・ナット) |
3) | 表示項目(製造業者名、呼び圧力など17項目) |
4) | 弁箱・ふたの材料、要部材料、及びふたボルト・ナットの表示記号を規定 |
5) | 理解を容易にする表示例 |
(制定:1961、2版:1974、3版:1986.、4版:1995、5版:2000)
JPI-7S-36-2015 鋼製小形弁
1) | 適用範囲 石油工業用の鋼製小形弁のバルブの形式、P-Tレイティング、呼び圧力、呼び径、設計及び製作、材料並びに試験及び検査 |
2) | 定義 |
3) | 引用規格 |
4) | P-Tレイティング |
5) | 呼び圧力(150、300、600) |
6) | 呼び径(10〜40A) |
7) | 設計及び製作 |
7.1) | 主要寸法 |
7.2) | 管との接続 |
7.3) | 弁箱とふたとの接続 |
7.4) | ふたボルト及びナット |
7.5) | 逆座 |
7.6) | 要部 |
7.7) | 仕切弁の磨耗代 |
8) | 材料 |
9) | 仕上げ |
10) | 試験 |
11) | 検査 |
12) | 表示 |
13) | 補修 |
14) | 受領拒否 |
15) | 塗装 |
16) | 発送 |
17) | 品質保証 |
18) | 付表1 主要寸法(仕切弁)、付表2 部品名称と材料(仕切弁)、付表3 主要寸法(玉形弁)、付表4 部品名称と材料(玉形弁)、付表5 主要寸法(逆止弁)、付表6 部品名称と材料(逆止弁)、付表7 フランジ形弁の口径及び面間寸法、付表8 弁棒径、パッキンサイズ及びパッキン室内径 |
19) | 解説(T 規格の制定及び改訂の経過、U 規格本文の解説、V バルブ購入仕様の指示事項) |
(この規格はHenry Vogt社のクラス600が原型と思われるJPI独自の規格である。)
(制定:1966、2版:1974、3版:1990、4版:1996、5版:2000、6版:2007、7版:2015)
JPI-7S-37-2007 鋳鉄製フランジ形外ねじウエッジ仕切弁
1) | 適用範囲 バルブの種類(仕切弁)、クラス(125)、材料(鋳鉄)、呼び径(50〜600A)、管との接続(フランジ形) |
2) | P-Tレイティング |
3) | 弁箱・ふた(構造・形状、ドレン座・バイパス座、両端フランジ、ふたフランジ、ガイド) |
4) | ふたボルト |
5) | パッキン押さえ輪、パッキン押さえ・パッキン押さえボルト |
6) | ヨーク・ヨークスリーブ |
7) | 逆座 |
8) | 弁棒、弁体、弁箱付弁座、ふたはめ輪(要部、弁棒、弁体、弁箱付弁座、ふたはめ輪) |
9) | ハンドル車 |
10) | 鎖車操作 |
11) | 歯車操作 |
12) | 材料 |
13) | 仕上げ |
14) | 寸法(弁箱およびふた、面間、両端フランジ、弁棒、パッキン、パッキン室ほか) |
15) | 試験(試験圧力、弁座水漏れ試験) |
16) | 表示 |
17) | 検査 |
18) | 補修 |
19) | 受領拒否 |
20) | 塗装 |
21) | 発送 |
22) | 品質保証 |
23) | 付表1 部品表・寸法表、付表2 クラス125 フランジ寸法表、付表3 フランジの寸法許容差、付表4 鋳放し部の寸法許容差 |
24) | 解説 |
(制定:1966、2版:1975、3版:1979、4版:1996、5版:2000、6版:2007)
JPI-7S-39-2019 バルブの検査基準
第1部 バルブの標準検査基準
1.1) | 適用範囲:第1部は、注文者から特に指定がない場合でも製造業者が実施する試験及び検査について規定し、石油学会規格の仕切弁、玉形弁、逆止弁、ボール弁、バタフライ弁及びこれらに準ずるバルブの標準クラスのバルブに適用する。 |
1.2) | 引用規格 |
1.3) | 試験及び検査[一般、試験及び検査の項目、試験及び検査記録、材料試験(弁箱及びふたの材料、要部材料、ふたボルト及びふたボルト用ナット、その他の部品材料、試験成績書)、非破壊試験(試験の種類、弁箱及びふたの非破壊試験、溶接部及び機械加工面の非破壊試験、溶接部の硬さ試験、試験を行う時期)、外観・組立・構造・寸法検査、圧力試験(圧力試験の種類、試験流体、弁箱圧力試験、逆座漏れ試験、高圧弁座漏れ試験、低圧弁座漏れ試験、ハンドル廻しの利用)、その他の試験(アクチュエータ付バルブの試験)、塗装検査] |
第2部 バルブの任意検査基準
2.1) | 適用範囲:第2部は、注文者から特に指定があった場合に限り製造業者が実施する試験及び検査について規定し、石油学会規格の仕切弁、玉形弁、逆止弁、ボール弁、バタフライ弁及びこれらに準ずる標準クラスのバルブに適用する。また、特別クラス、限定クラス及び中間レイティングのバルブに適用する試験並びに検査について規定する。 |
2.2) | 引用規格 |
2.3) | 試験及び検査[蒸気試験、ファイヤーセーフ試験、通電性試験] |
2.4) | 特別クラス、限定クラス及び中間レイティングのバルブの試験及び検査[特別クラスの鋳造材(弁箱及びふたの非破壊試験)、特別クラスの鍛造材・棒材・板材及び管材(弁箱及びふたの非破壊試験)、特別クラスの溶接構造品(弁箱及びふたの非破壊試験)、欠陥の除去及び補修(欠陥の除去、溶接補修)、限定クラスのバルブ(限定クラスのバルブの非破壊試験)、中間レイティングのバルブ(中間レイティングのバルブの非破壊試験)、圧力試験(特別クラスのバルブ、限定クラスのバルブ、中間レイティングのバルブ)、塗装検査] |
付表1 標準クラスのバルブの弁箱、ふた、溶接部及び機械加工面の非破壊試験の内容、付表2 圧力試験の種類、付表3 圧力試験の試験流体及び弁座漏れ試験の許容量、付表5 圧力試験時間、付表6 逆止弁の減圧弁座漏れ試験圧力、付表7 特別クラスのバルブの最低試験圧力 |
付表1 標準クラスのバルブの弁箱、ふた、溶接部及び機械加工面の非破壊試験の内容、付表2 圧力試験の種類、付表3 圧力試験の試験流体及び弁座漏れ試験の許容量、付表5 圧力試験時間、付表6 逆止弁の減圧弁座漏れ試験圧力、付表7 特別クラスのバルブの最低試験圧力 | |
付図1 代表的放射線透過試験撮影箇所 | |
参考1 圧力試験の設備及びバルブの保持方法、参考2 ファイヤーセーフ試験 | |
解説 |
(制定:1967、2版:1974、3版:1980、4版:1986、5版:1996、6版:2003、7版:2011、8版:2019)
(この規格はAPI S'td600、 ISO5208、 BS6364、 BS6755、 JISB2003、 MSS-SP-61、 ASMEB16.34などを参考にして作成された。)
JPI-7S-46-2018 鋳鋼製フランジ形及び突合せ溶接形弁
1) | 一般 |
1.1) | 適用範囲:主として石油工業用(石油精製、天然ガス及び石油化学用を含む。)のフルポート形で、配管との接続形式がフランジ形及び突合せ溶接形(以下、溶接形という。)の鋳鋼弁のバルブの形式、弁箱とふたの接続形式、呼び圧力、設計及び製作、材料並びに試験及び検査について規定する。 |
1.2) | 呼び圧力 |
1.3) | P-Tレイティング |
1.4) | 呼び径 |
1.5) | 引用規格 |
2) | 設計及び製作 |
2.1) | 主要寸法 |
2.2) | 管との接続 |
2.3) | ドレン及びバイパス |
2.4) | 要部 |
2.5) | 寸法許容差 |
2.6) | 仕切弁の磨耗代 |
2.7) | 2.1〜2.6以外の設計及び製作 |
3) | 材料 |
4) | 仕上げ |
5) | 試験及び検査 |
6) | 表示 |
7) | 補修 |
8) | 受領拒否 |
9) | 塗装 |
10) | 発送 |
11) | 品質保証 |
(制定:1974、2版:1978、3版:1986、4版:1995、5版:2000、6版:2007、7版:2011、8版:2018) この規格は、API St'd 600、BS 1837、BS 1868を参考にして作成されている。)
JPI-7S-48-2007 鋼製フランジ形ボール弁
1) | 適用範囲 バルブの種類(ボール弁)、クラス(150、300、600)、材料(炭素鋼鋳鋼、ステンレス鋼鋳鋼)、呼び径(15〜600A)、管との接続(フランジ形) |
2) | P-Tレイティング |
3) | 構造・形状(ボールの支持形式、ボールボア形式、弁箱形式、弁棒とび出し防止、ファイヤーセーフ機構、帯電防止機構、異常昇圧防止機構) |
4) | 主要寸法(弁箱の厚さ、口径・ボア径、面間寸法) |
5) | 部品の設計(ボール、弁棒、シートリング、パッキン押さえ手動操作) |
6) | 材料 |
7) | 仕上げ |
8) | 試験・検査 |
9) | 表示 |
10) | 補修 |
11) | 受領拒否 |
12) | 塗装 |
13) | 発送 |
14) | 品質保証 |
15) | 解説 |
(制定:1974、2版:1990、3版:1996、4版:2000、5版:2007)
(この規格は、BS 5351、MSS SP-72、DIN 3357、ISO 7172、ASME B16.34などを参考にして作成されている。API-608のようなメタルタッチの規格化の是非について検討する必要がある。)
JPI-7S-57-2014 軽量形鋼製小型弁(50A{2B}以下)(クラス150〜800)
1) | 適用範囲:主として石油工業用(石油精製、天然ガス及び石油化学用を含む。)の軽量形鋼製小形弁のバルブの形式、P-Tレイティング、呼び圧力、呼び径、設計及び製作、材料並びに試験及び検査について規定する。 |
2) | 定義 |
3) | 引用規格 |
4) | P-Tレイティング |
5) | 呼び圧力 |
6) | 呼び径 |
7) | 設計及び製作(主要寸法、管との接続、弁箱とふたとの接続、ふたボルト及びナット、逆座、要部、仕切弁の摩擦代) |
8) | 材料 |
9) | 仕上げ |
10) | 試験 |
11) | 検査 |
12) | 表示 |
13) | 補修 |
14) | 受領拒否 |
15) | 塗装 |
16) | 発送 |
17) | 品質保証 |
18) | 付表1 主要寸法(仕切弁)、付表2 部品名称と材料(仕切弁)、付表3 主要寸法(玉形弁)、付表4部品名称と材料(玉形弁)、付表5 主要寸法(逆止弁)、付表6 部品名称と材料(逆止弁)、付表7 フランジ形弁の口径及び面間寸法、付表8 弁棒径、パッキンサイズ及びパッキン室の内径 |
19) | 付属書1 エクステンデッドボデー形弁、付属書2 ベローズシール形弁、付属書3 ベローズシールの型式試験 |
20) | 解説 |
(制定:1979、2版:1988、3版:1997、4版:2000、5版:2003、6版:2007、7版:2014)
(この規格は、API-Std 602、 BS 5352、などを参考にして作成されている。)
JPI-7S-58-2007 ステンレス鋼鋳鋼製フランジ形軽量耐食弁
1) | 適用範囲 バルブの種類(仕切弁、玉形弁、スイング逆止弁、リフト逆止弁)、クラス(150)、材料(SCS13A、SCS14A、SCS21)、呼び径(15〜350A)、管との接続(フランジ形) |
2) | 主要寸法(口径、弁箱・ふたの厚さ、弁棒径、面間、パッキン室寸法) |
3) | 両端フランジ |
4) | 寸法許容差 |
5) | 要部 |
6) | 仕切弁の磨耗代 |
7) | ふたボルト |
8) | ドレン |
9) | 材料 |
10) | 仕上げ |
11) | 試験・検査 |
12) | 表示 |
13) | 補修 |
14) | 受領拒否 |
15) | 発送 |
16) | 品質保証 |
17) | 付表1 口径、弁箱、ふたの最小厚さ、弁棒最小径、面間寸法、付表2 パッキン室の寸法・パッキンサイズ |
18) | 付図1 外ねじウエッジ仕切弁、付図2 外ねじ玉形弁、付図3 スイング逆止弁、付図4 リフト逆止弁 |
19) | 解説 |
(制定:1978、2版:1987、3版:1996、4版:2000、5版:2007)
(この規格は、API-Std603、MSS-SP-42、ASMEB16.34を参考にして作成された。)
JPI-7S-65-2011 フランジ及びバルブのP-Tレイティング
1) | 適用範囲:主として石油工業用(石油精製、天然ガス及び石油化学用を含む。)の配管、機器の付属品などに用いる鋼製、ニッケル及びニッケル合金製の管フランジ(以下、フランジという。)並びに管との接続形式がフランジ形(ラグ形及びウエハー形を含む。)、溶接形(突合せ溶接形及びソケット溶接形)、ねじ込み形のバルブ(以下、バルブという。)のP-T レイティングについて規定する。 |
2) | 引用規格 |
3) | 定義 |
4) | 呼び圧力 |
5) | 材料(一般、バルブ用材料の特記事項) |
6) | P-Tレイティング(一般、フランジ及びバルブに適用するP-Tレイティング、溶接構造のバルブ、P-Tレイティングを適用する場合の温度に対する考慮事項、P-Tレイティングの超過、複数の材料等級) |
7) | バルブのP-Tレイティングの表示(特別クラス、限定クラス、中間レイティング) |
(制定:1983、2版:1995、3版:2000、4版:2005、5版:2011)
(この規格はASME-B16.34、 ASME-B16.5を参考にして作成された。)
JPI-7S-67-2018 石油工業用バルブの基盤規格
1) | 適用範囲 主として石油工業用(石油精製、天然ガス及び石油化学用を含む。)のバルブに共通するP-Tレイティング、設計、材料、寸法、試験及び検査、補修、受領拒否、発送、品質保証並びに特殊な要求事項に適用する。 |
2) | 引用規格 |
3) | P-Tレイティング |
4) | 呼び圧力 |
5) | 呼び径 |
6) | 設計 |
6.1) | 基本事項(口径、面間寸法、管との接続、ドレン・バイパス) |
6.2) | 個別事項一般(弁箱・ふた、弁箱とふたの接続、ふたボルト及びナット、パッキン押さえ他、逆座、要部、弁箱付弁座、弁体の弁座面、ハンドル車・レバー、操作方式、ファイヤセーフ機構、帯電防止機構) |
6.3) | 仕切弁(弁体、弁棒、ヨーク・ヨークスリーブ、ガイド) |
6.4) | 玉形弁(弁体、弁棒・弁押さえ・スラスト座金、ヨーク・ヨークブッシュ) |
6.5) | 逆止弁(弁箱・ふた、弁体、アーム・ヒンジピン、アイボルト、緩衝装置) |
7) | 材料(弁箱・ふた、要部、ボルト・ナット、ガスケット・パッキン、その他) |
8) | 仕上げ |
9) | 試験 |
10) | 検査 |
11) | 表示 |
12) | 補修(欠陥部の補修、補修の基準、補修の方法、溶接補修後の熱処理、補修後の確認) |
13) | 受領拒否 |
14) | 塗装 |
15) | 発送 |
16) | 品質保証 |
付属書1 バルブの口径 | |
付属書2 バルブの面間寸法 | |
付属書3 バルブの基本設計 | |
付属書4 バルブの管との接続部の形状及び寸法 | |
付属書5 バルブ用材料 | |
付属書6 バルブ要部材料の組合せ | |
付属書7 バルブ用ガスケット及びパッキン | |
付属書8 バルブの付帯設備 |
(制定:1986、2版:1987、3版:1996、4版:2000、5版:2006、6版:2018)
JPI-7R-68-95 バルブの操作方式
1) | 手動操作方式(直接操作方式・歯車減速方式、衝撃ハンドル車方式、エキステンション方式、鎖車操作方式) |
2) | 動力操作方式(電動操作方式、空気圧操作方式、油圧操作方式) |
3) | 購入時の指定事項 |
4) | 歯車減速機の減速比とハンドル車の関係、動力操作機の得失比較が解説表に示してある。 |
(制定:1990、2版:1995)
(この推奨規定はJPI独自に定めた規定である。)
JPI-7S-69-2007 軽量形鋼製弁(65A{2 1/2B}以上、クラス150〜2500)
1) | 適用範囲 バルブの種類(仕切弁、玉形弁、スイング逆止弁)、クラス(150、300、600、900、1500、2500)、材料(炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼-鋳鋼・鍛鋼)、呼び径(65〜600A)、管との接続(フランジ形、溶接形) |
2) | 主要寸法(最小厚さ) |
3) | 付帯設備 |
4) | 要部(要部の硬さ、肉盛溶接) |
5) | 寸法許容差 |
6) | 仕切弁の磨耗代 |
7) | プレッシャーシールボンネット形バルブの設計・製作 |
8) | 材料 |
9) | 仕上げ |
10) | 試験・検査 |
11) | 表示 |
12) | 補修 |
13) | 受領拒否 |
14) | 塗装 |
15) | 発送 |
16) | 品質保証 |
17) | 解説(T 規格の制定及び改訂の経過、U 規格の特徴、V 規格本文の解説、W バルブ購入仕様の指示事項) |
(制定:1990、2版:1996、3版:2000、4版:2007)
(この規格はASME-B16.34相当の薄肉弁である。)
JPI-7S-76-2006 バルブのユーザーガイド
2006年版の主な改訂内容
※ | 種類と特徴 JPI-7S-67(石油工業用バルブの基盤規格)及び個別製品規格の改訂に伴い、バルブの種類及び構成部品の名称を変更した(例えば、HPバタフライ弁を偏心形・二重偏心形バタフライ弁に、仕切弁弁体のソリッド・プレン形をソリッド・ウェッジ形に改称など)。 |
※ | 関係法規及び規格 |
※ | −高圧ガス取締法が高圧ガス保安法に改正されたことに伴い箇条名称の変更などを行った。 |
※ | −バルブに関係が深いフランジ、パッキン・ガスケットのJPI規格を表12(関連規格の規定項目)に加えた。 |
※ | −水道用バルブのJWWA、ANSI/AWWA規格及びBS規格、DIN規格を表12から削除した。 |
※ | ガスケットとパッキン 石綿材料を全面削除し、無機系材料の進展などのパッキン・ガスケット類規格の改訂に対応して見直しした。旧版では、パッキンについて、各種の流体の圧力・温度の組合せでの使用例(参考)を図で示していたが、JPI-7S-67付属書7(バルブ用パッキン及びガスケット)との重複を避け、図示をやめた。よって、選定にあたっては、同付属書やJPI-7S-81(配管用ガスケットの基準)、JPI-7R-91(配管用非石綿ガスケット使用基準)を参考にされたい。 |
※ | 装備 JPI-7R-76-93で、今後の課題とされた極低温弁についての記述の充実については、T.T.O指針の要点を紹介した。 |
※ | 試験・検査 JPI-7S-39(バルブの検査基準)の規定の要点を追記した。 |
以下に主な規定内容を示す。
1) | バルブを使用する際の一般的事項、注意事項を規定した指針 |
2) | バルブの種類・特徴・適用例 |
3) | 関連法規・規格 |
4) | 設計(圧力-温度基準、シェルの最小厚さ) |
5) | 材料(材料規格、本体材料、要部、NACE) |
6) | ガスケット・パッキン |
7) | 構造(仕切弁、玉形弁、逆止弁、ボール弁、バタフライ弁、プラグ弁、ダイヤフラム弁、ピンチ弁) |
8) | 使用制限・限界(JPIが定めた内容、JISによる制限、高圧ガス設備用バルブ材料、消防法) |
9) | バルブの操作(分類、特徴、トルク制限、弁体の駆動力) |
10) | 保全(一般、点検・検査、修理・整備・装備) |
11) | 設置、設備環境、取付け取り外し、装備) |
12) | アクセサリー(開度支持装置、ロック装置、緩衝装置、潤滑装置、スイッチ、エクステンションステム、鎖車操作方式、防塵装置) |
13) | 試験・検査(適用規格、検査の種類、試験・検査の項目、試験・検査の内容) |
14) | 防せい |
15) | こん包(概要、出荷準備、こん包、製品の取り扱い、保管) |
(制定:1993、2版:2006)
JPI-7S-82-2015 鋼製小形高圧弁
1) | 適用範囲 石油工業用の鋼製小形高圧弁のバルブの形式、P-Tレイティング、呼び圧力、呼び径、設計及び製作、材料並びに試験及び検査 |
2) | 定義 |
3) | 引用規格 |
4) | P-Tレイティング |
5) | 呼び圧力(900、1500、2500) |
6) | 呼び径(15〜50A) |
7) | 設計及び製作 |
7.1) | 主要寸法 |
7.2) | 管との接続 |
7.3) | 弁箱とふたとの接続 |
7.4) | ふたボルト及びナット |
7.5) | 逆座 |
7.6) | 要部 |
7.7) | 仕切弁の磨耗代 |
8) | 材料 |
9) | 仕上げ |
10) | 試験 |
11) | 検査 |
12) | 表示 |
13) | 補修 |
14) | 受領拒否 |
15) | 塗装 |
16) | 発送 |
17) | 品質保証 |
18) | 付表1 主要寸法(仕切弁)、付表2 部品名称と材料(仕切弁)、付表3 主要寸法(玉形弁)、付表4 部品名称と材料(玉形弁)、付表5 主要寸法(逆止弁)、付表6 部品名称と材料(逆止弁)、付表7 フランジ形弁の口径及び面間寸法 |
19) | 解説(T 規格の制定及び改訂の経過、U 規格本文の解説、V バルブ購入仕様の指示事項) |
(制定:1996、2版:2000、3版:2007、4版:2015)
(この規格は、API-602、ASME-B16.34、BS-5352などを参考にして作成された。)
JIS-7S-83-2007 石油工業用バタフライ弁
1) | 適用範囲 弁箱材料(ねずみ鋳鉄、ダクタイル鉄鋳造品、鋼、ニッケル及びニッケル合金)、シート面(ソフトシート又はメタルシート)、管との接続(ダブルフランジ形、ラグ形、ウエハー形) |
2) | 弁体形式(同心形、偏心形、二重偏心形) |
3) | 呼び圧力(クラス125、150、300、600) |
4) | 呼び径(50A〜1200A) |
5) | P-Tレイティング(弁箱、シート) |
6) | バルブの全開時の最大管内流速 |
7) | 設計及び製作(構造・形状、流れ方向、弁箱、弁体、シートリング、弁棒、弁棒シール・パッキン、操作方式、ファイヤーセーフ機構、帯電防止機構、止端サービスに適用するバルブ、ドレン・バイパス) |
8) | 主要寸法(口径、弁箱の厚さ、面間寸法、管フランジとの接続部、弁体と配管のクリアランス) |
9) | 材料 |
10) | 仕上げ |
11) | 試験・検査 |
12) | 表示 |
13) | 補修 |
14) | 受領拒否 |
15) | 塗装 |
16) | 発送 |
17) | 品質保証 |
18) | 付属書1 バタフライ弁の配管への設置に関する基準、付属書2 注文者が指示するバタフライ弁の仕様 |
19) | 解説(T 規格の制定及び改訂の経過、U 規格本文の解説) |
(制定:1996、2版:2000、3版:2003、4版:2007)
(この規格は、API-609、JIS-B2032、ISO-10631、ASME-B16.34を参考にして作成された。)
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