第23回 回転機研究討論会

日時 :2024年10月3日(木)9:30〜19:00
会場国立オリンピック記念青少年総合センターセンター棟4F 417室ほか
    (東京都渋谷区代々木神園町3-1)
交通 :小田急線「参宮橋駅」徒歩7分、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」徒歩15分
協賛 :(一社)日本産業機械工業会
 

プログラム

司会:回転機専門委員会 渡辺徳明[コスモ石油(株)]

開会の挨拶(9:30〜9:35)

回転機専門委員会 主査 小玉 秀[出光興産(株)]

第T部 発表(9:35〜13:15)

1. 異常振動トラブルへの振動可視化技術の活用 (9:35〜10:05)

ENEOS(株)  滋野豪規

2. 低速機器用メカニカルシールユニットの封液自己循環装置 (10:05〜10:35)

(株)PILLAR  中塚将也

休憩(10:35〜10:45)

3. DXによる生産性向上の取り組み (10:45〜11:15)

出光興産(株) 津秋星児

4. 往復動圧縮機のモニタリングシステムについての紹介 (11:15〜11:45)

(株)三井E&S 重田大地

休憩(11:45〜12:45)

5. 自動調心軸受採用の片持ち遠心ブロワ不具合に対する対応 (12:45〜13:15)

ENEOS(株) 中尾佳敬

総合質疑応答・会場移動(13:15〜14:00)


第U部 ワークショップ(各Roomに分かれて討議/講義を行う)(14:00〜16:30)

Room1:【教育講座】 メカニカルシール技術教育講座

 本講座は受講者へメカニカルシールとドライガスシールについての知識提供を目的として開催する。
 近年の保全はリスクベースで行われており、リスクが高い高圧ガスのメカニカルシールに対する安全対策として、タンデム・ダブルシール化を検討するユーザーが増えている。この為、タンデム・ダブルシールの構造説明から事例紹介を行い、タンデム・ダブルシール化を検討する際の必要な知識を提供する。さらに、ドライガスシールの構造・原理についても解説を行い、ドライガスシールに対する基礎知識を学んでいただく。
リーダコスモ石油(株)太刀川 卓
サブリーダイーグルブルグマンジャパン(株)中澤悠二
サブリーダ(株)PILLAR藤永繁行
サブリーダ(株)タンケンシールセーコウ仙誉啓介
サブリーダ日本ジョンクレーン(株)青井達也

Room2:【教育講座】石油プロセス:流動接触分解装置(FCC)の基礎と回転機関係の設計と保全

 石油関連の回転機技術基礎講習として、石油プロセスを紹介する。
 今回は「流動接触分解装置(以下、FCC装置)」について取り組む。FCC装置に設置されている回転機の事例情報等を提供し、これらに関連して各参加者の視点から提議・討論いただくことで、各自の知見を高めることを目的とする。
 本講座の対象者は、FCC装置回転機器の保全を担当する人(初級〜中級)又は、FCC装置プロセスおよび回転機器に興味がある人とする。
リーダENEOS(株)池田慎太郎
サブリーダENEOS(株)森井隆也
サブリーダ昭和四日市石油(株)酒井 健
サブリーダ日揮グローバル(株)齊藤 司
サブリーダ日本フローサーブ(株)遠藤和也
サブリーダ(株)荏原エリオット野瀬 慶

Room3:【事例紹介・討議】設備診断技術の向上

 2017年より、各ユーザー会社が中心となり、「設備診断ワーキング」を立ち上げた。 目的は各社の失敗事例等を収集し、運用面、技術面の観点から適切な設備診断技術を討議し、回転機維持規格へ反映することとしている。
 今回のワークショップでは石油・石油化学業界における設備診断(潤滑油)に関して、事例紹介と討議を行う。
 ユーザー、メーカーの潤滑油診断におけるトラブル事例をもとに議論を行う。 また、維持規格への反映項目について紹介する。
 参加者全員で技術的なディスカッションを行うことにより各自の知見を高めて、設備の信頼性向上や保全費低減の一助になることを目的とする。
リーダ出光興産(株)鍛冶紘亮
サブリーダENEOS(株)滋野豪規
サブリーダ鹿島石油(株)堀 玲於奈
サブリーダ東亜石油(株)新杉大輔
サブリーダコスモ石油(株)渡辺徳明
サブリーダ(株)日立インダストリアルプロダクツ小口 智
サブリーダJFEアドバンテック(株)渕上芳樹
サブリーダジャパン・アナリスト(株)塩沢 歩

Room4:【新技術】ワイヤレス振動計による回転機の状態監視技術について

 近年の通信技術の進歩により防爆型のワイヤレス振動計が開発・供給され、各社で導入から1年以上運用している。
 2023年度からアンケートをアップデートし、ユーザーでの導入事例(実運用を開始して困っている点やうまくいっている点、等々)を共有しディスカッションする時間を増やすことで、各社の運用の一助としたい。また、振動計メーカー/ユーザーのAI解析の展望等を紹介する。
リーダ富士石油(株)沼 大地
サブリーダ出光興産(株)大橋祐介
サブリーダENEOS(株)新井智大
サブリーダENEOS(株)傳住碧斗
サブリーダベーカーヒューズ・エナジージャパン(株)横井 徹
サブリーダ横河ソリューションサービス(株)山口真澄
サブリーダ新川電機(株)栗原雅己
サブリーダ日本エマソン(株)石川葉子
サブリーダABB(株)神尾彰吾
サブリーダIDECセールスサポート(株)和田たえみ
サブリーダ(株)酉島製作所野呂貴之

Room5:【教育講座】新旧API610ポンプの主要な違いと注意点

 国内の製油所の多くで未だ現役の1960〜1970年代に製作されたAPI610 4〜5th適用のポンプと7〜12thの新しいポンプの主要な改善点をOH2にフォーカスして解説しながらAPIポンプ全体への知識を深めることを目的としている。解説の後は、参加者からの質問に答える形で、参加者全員で討議を行う。参加者は初級から中級を対象とする。
 特にAPI610を学習し知識を深めるきっかけとしたい初心者、ワークショップで得られた知識を持ち帰り、改善業務、新規プロジェクトなど実践で活かしたい中級者を歓迎する。
リーダENEOS(株)天白真伸
サブリーダ個人会員岡野正幹
サブリーダ個人会員三宮 進
サブリーダ新日本造機(株)中森健太
サブリーダ東洋エンジニアリング(株)高畑博之
サブリーダENEOS(株)植本雅也

Room6:【教育講座】回転機に関するトラブル事例と教訓

  ベテラン社員が大量勇退し世代交代が進んでいる背景から、現場では、診断ミスなどの設備管理面や部品取り違えや勘所の確認ミス等の保全管理面の知見不足による不具合や故障が増加してきている。
 そこで、各社で発生したこれらのトラブル事例(失敗事例など)に焦点を当て、「回転機に関するトラブル事例」を紹介し、参加者全員でディスカッションを行い「対策や教訓」を導きだすことで、回転機保全に於ける基本的な技術・知見に対して理解を深めることを目的とする。
リーダ太陽石油(株)羽藤雅史
サブリーダENEOS(株)岩間昌和
サブリーダ出光興産(株)梶川大輔
サブリーダ(株)荏原製作所中島 宏
サブリーダ(株)神戸製鋼所瀬山勝広
サブリーダ千代田化工建設(株)中川裕介
サブリーダ個人会員仲山浩司

会場移動(16:30〜17:00)

第V部 交流会(17:00〜19:00)

会場:国際交流棟 レセプションホール

閉会の挨拶(18:30〜18:35)

回転機専門委員会 副主査 高橋一樹[(株)日立インダストリアルプロダクツ]

参加費:
【早期登録(〜9月26日)】
普通(個人)会員13,530円、維持(法人)会員会社社員・協賛団体会員14,520円、非会員19,580円、学生会員7,590円、学生非会員9,570円
【通常登録(9月27日〜)】
普通(個人)会員14,520円、維持(法人)会員会社社員・協賛団体会員15,510円、非会員20,570円、学生会員8,580円、学生非会員10,560円
定員: 250人
申込方法: 参加登録画面よりweb申し込み。 お申込み後のキャンセルは原則できません。
参加登録
支払方法:クレジットカード支払い、または下記の銀行口座へお振り込みください。
三井住友銀行 池袋東口支店 (普) 7708349 口座名 シヤ)セキユガツカイ

問合せ先

公益社団法人 石油学会 回転機研究討論会係

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-8-4 陽友神田ビル4F
TEL:03-6206-4301, FAX:03-6206-4302
 E-mail:events@sekiyu-gakkai.or.jp

 

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