2024-2025年度 石油学会運営方針
石油学会は、石油、天然ガス、石油化学工業及びこれらに係わる資源、エネルギー、環境分野に関する学術並びに技術の振興のため、新しい事業環境下においても学会活動が推進されるよう以下の活動に取り組みます。
新たな学会のあり方を目指す
- 本学会の設置目的や活動範囲の再定義:石油及び石油化学等産業の持続的な発展に向けて、カーボン
ニュートラル(CN)への対応を中心とした研究分野並びに技術開発支援事業の追加を検討
学会内外での議論を始め,結論によっては定款や名称の見直しも検討
- 情報発信強化の施策推進:HPの見直し、書籍・規格等のオンライン化を含む電子化の推進
- 健全な学会運営:研究倫理、財務体質、監査体制の再確認、事務局職員諸制度の再確認
- 学会制度の整備:正会員選挙制度の見直しを含む定款の改定
資源、エネルギー、環境分野の新しい学術および技術の広がりへの支援
石油のエネルギー・素材としての優位性を理解しつつ、下記重点分野の研究・技術開発への支援に取り組みます。
- CN、炭素資源循環、炭素資源の有効活用のためのCCUS、再生可能エネルギー
- 環境問題に対する学術的理解
- 石油・石油化学製品の生産における新規技術、安全技術
- 技術基盤としてのAI・IoTなどのデジタル技術の活用、評価・分析・解析技術
交流・連携・育成の推進
以下の交流・連携・育成につながる事業を企画、推進いたします。
- イノベーションを推進するために分野相互の交流促進と,産官学間の情報の橋渡しとなる事業
- 将来の技術開発を促進するために若手人材を育成する事業
- 石油供給の安全安心に資するプラント維持保全技術の高度化を担う人材を育成する事業