第41回精製パネル討論会
日時: 2016年2月19日(金)
会場 :国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
交通 :小田急線「参宮橋駅」徒歩7分、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」4番出口徒歩15分
プログラム
開会のあいさつ(9:30〜9:40)
精製部会長 若本 明[昭和シェル石油(株)]
セッション1 水素製造装置の運転改善と水素社会に向けた取り組み(9:40〜11:30)
水素は石油精製における脱硫や石油製品製造に利用されています。さらに、燃料電池技術や水素ガスタービン等の水素利用技術、液化水素や有機ハイドライド等の水素輸送・貯蔵技術の進展等によって、水素のエネルギーとしての活用が今後拡大すると見込まれます。石油精製で使用する水素は、従来接触改質装置から発生する水素でその多くをまかない、水素製造装置はその不足分への対応との位置付けとされてきました。しかし、今後も予想されるガソリン需要の継続的な減少は、接触改質装置の稼働低下をもたらし、結果、水素製造装置の負荷増加が予想されます。
本セッションでは、今後さらに注目されていくであろう水素製造装置において、水素製造コスト削減、触媒変更などによるデボトルネッキング、ならびに水素製造装置余力の有効利用などの取り組みに関して議論を行いたいと考えております。さらに、水素社会の到来に備えた取り組みで、何が求められているかを討論したいと考えております。
座長 出光興産(株) 生産技術センター プロセス技術室 占部善久 氏 パネリスト (一財)石油エネルギー技術センター 自動車・新燃料部 高井康之 氏 大阪国際石油精製(株) 製油1Gr. 磯江謙治 氏 東燃化学(同) 川崎工場 技術部 製油技術課 寺本 朗 氏 出光興産(株) 生産技術センター プロセス技術室 中山修美 氏
セッション2 潤滑油製造装置の運転改善(12:20〜14:10)
国内の潤滑油(ベースオイル)製造装置はユニット数こそ多くないものの、潤滑油製品は事業ポートフォリオのひとつとして、一定の収益源となっております。当セッションでは、国内潤滑油事業の競争力底上げを図るべく、自社内でのベストプラクティス共有が難しくなっている潤滑油製造装置のオペレーションに関して、製品得率最大化/生産コスト・エネルギーコスト低減の観点から、生じている課題および実施している取り組み・工夫事例についてパネリスト間で共有し、その内容について議論を展開します。
座長 昭和シェル石油(株) 製造部 企画課 豊津和宏 氏 パネリスト JXエネルギー(株) 水島製油所 計画Gr. 河村智史 氏 東燃ゼネラル石油(株) 和歌山工場 製油技術課 高田俊一 氏 昭和四日市石油(株) 管理部 技術課 安田尚洋 氏 出光興産(株) 生産技術センター プロセス技術室 六角 仁 氏
セッション3 定期整備の効率化(14:20〜16:10)
石油製品需要の減少に伴い、更なる収益改善が求められている中、整備工程の短縮が石油精製各社の課題となっております。本セッションでは、定期整備の効率化について、保全面からではなく、運転側からの目線で、いかに装置のオイルアウト、オイルインまたは整備期間中の対応(装置の運転開始/停止の効率化、整備時の効率化など)で収益改善に貢献しているかを、各社活動内容を紹介し、パネリスト間で討論を行います。
座長 コスモ石油(株) 製造技術部 管理Gr. 藤川顕寛 氏 パネリスト コスモ石油(株) 四日市製油所 製造2課 唯見幸裕 氏 富士石油(株) 生産技術部 技術課 福原正道 氏 東亜石油(株) 工務部 設備管理課 装置係 渡邊琢哉 氏 JXエネルギー(株) 室蘭製造所 需給計画Gr. 永山貴司 氏 伯東(株) 化学事業部 営業企画部 工事Gr. 阿部 直 氏
閉会のあいさつ(16:10〜16:15)
プロセス分科会委員長 安井 進[千代田化工建設(株)]
総合討論(16:15〜16:40)
参加費: | 普通会員(個人)10,000円、維持会員会社の社員14,000円、非会員18,000円、学生 無料 |
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問い合わせ先
公益社団法人 石油学会 精製パネル討論会係
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