製品部会 (分析、試験、製品開発、環境)

[部会長挨拶]
 製品部会は燃料油、潤滑油、アスファルトなどの皆さんが日常なじみの深い石油製品について、品質、性能評価、分析などに関する事項を活動の対象としております。
 これらの石油製品は、自動車や機械装置の進歩によりますます高性能なものが要求されておりますが、同時に、エネルギー問題や環境問題への対応もまた重要となっております。
 製品部会では今年度は6分科会(ガソリン、燃料油、潤滑油、アスファルト、絶縁油、試験分析)、8専門委員会から構成され、学界や産業界の英知を集めておりますが、高性能化と環境対応との両立を目指して、今後とも石油製品がたゆまぬ進化を続けて行くために、委員全員が頑張っております。
 なお、製品部会の主要な活動成果は、毎年「石油製品討論会」で発表しております。本年も12月に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京/代々木)で開催致しますので奮ってご参加下さい。

[2022年度部会名簿(◎部会長、△幹事、*オブザーバー)]

◎坂本清美ENEOS(株)
△橋 剛 出光興産(株)
△渡辺克哉コスモ石油(株)
  飛彈茂徳 (一社)潤滑油協会
  三浦安史 石油連盟
  石原 篤 三重大学
  西 宏二 防衛大学校

 

[2022年度部会活動計画の紹介]

  1. 製品部会
    (1)2022年12月7日(水)に、「2022石油製品討論会」を開催する。

  2. ガソリン分科会(委員長 桑子慶彦 ENEOS)
    (1) 石油連盟の委託によりガソリン車の最新制御技術と燃料感度の関係を調査する。【ガソリン車の制御・燃料感度調査専門委員会】
    (2) CFRエンジンによるオクタン価測定技術の維持向上を目的としたCFRオクタン価照合試験を行う。【CFRオクタン価専門委員会】

  3. 燃料油分科会(委員長 杉浦俊浩 コスモ石油)
    (1) 石油連盟の委託により新型車両の燃料供給システム調査、運転性影響調査を継続して実施し、調査により明らかになった問題点を技術情報として広く発信し、低温運転性を十分考慮した燃料供給システムの普及・拡大に貢献していく事を目的に活動する。【ディーゼル車燃料供給システム調査専門委員会】
    (2) CFRエンジンによるセタン価測定技術の維持向上を目的に、CFRセタン価照合試験を行う。【CFRセタン価専門委員会】

  4. 潤滑油分科会(委員長 松田裕充 ENEOS)
    (1) JPI-5S-55-99[エンジン油ーホットチューブ試験法]の改訂検討を行う。
    (2) エンジン試験後の清浄性評価法の普及と習熟、実務者の評価精度の維持向上および各評価機関の評価レベルの均一化を図るため、レイティングシンポジウムを開催する。【エンジン試験専門委員会】

  5. アスファルト分科会(委員長 阿部正樹 コスモ石油)
    (1) アスファルト回収試験の溶媒代替に関する予備検討を行う。

  6. 絶縁油分科会(委員長 宮島 極 愛知電機) -->
    (1)2022年6月10日に、「京都リサーチパーク」にて「絶縁油分科会研究発表会」を開催する。
    (2)2022年11月18日に、「四国電力(株)総合研修センター」にて「絶縁油分科会後継者育成講習会」を開催する。
    (2)電気絶縁油に関する勉強会や施設見学会を開催する。
    (3)JIS C2320[電気絶縁油]およびJIS C2101[電気絶縁油試験方法]の改正について検討を行う。
    (4) 生分解性電気絶縁油の普及拡大のため、長期使用時の保守・管理に関する技術知見や、諸外国の現状を調査する。【生分解性電気絶縁油の適用拡大専門委員会】
    (5) JPI-5S-58-99[フルフラールの定量試験方法]改訂のための検討を行う。【フルフラールの定量試験方法専門委員会】

  7. 試験分析分科会(委員長 宮成節子 コスモ石油)
    (1) 試験分析に関する勉強会や施設見学会を開催する。 
    (2) ICP発光分析法によるNaおよびK分の分析方法の検討を行い、JPI試験法規格の制定を目指す。【石油製品の金属分試験法専門委員会】
    (3) JPI-5S-64-02[塩素分試験方法−微量電量滴定法]試験器の定量下限を確認し、当該JPI規格の改訂を検討する。【塩素分試験方法専門委員会】

 

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